木ノ本 景子

一般社団法人 日本内科学会 内科認定医 
一般社団法人 日本神経学会 神経内科専門医
日本静脈経腸栄養学会 Total Nutritional Therapy Course 修了
日本臨床栄養協会 サプリメントアドバイザー
リーディング3級
日本NLP協会 NLPプラクティショナー
リズ ブルボー <からだ>の声を聞きなさいスクール プロカウンセリングコース 修了
一般社団法人 感情カウンセラー協会 認定カウンセラー

著書
『脳の取扱説明書』みらいパブリッシング 2016年

1968年福井県生まれ。
好奇心旺盛で目を離すとすぐにいなくなる、暗唱するまで繰り返し絵本を読むようにせがむといった幼少期を過ごし、自分のやりたいことを優先する傾向があった。
また、共働き率日本一である福井県で両親ともに会社員という環境で育ち、大人になったら女性であっても働くものだが、会社員の生活は自由が少ないように見え魅力を感じられないでいた。そのため、漠然と一生仕事をするのであれば楽しくやりがいのある仕事につきたいと思っていた。

高校進学の際、早くスキルを身につけたいという安易な発想から商業高校を志すも両親と担任の先生の反対にあい、あっさり進路を変更し、地元の進学校に入学。
高校入学までは高校卒業後すぐに働くつもりでいたものの、同級生のほとんどが大学進学を目指していることを知り、自分も大学へ行きたいと両親に交渉し、了承を得る。
当時、数学と物理が好きだったことから理学部や工学部への進学を考えるも、母親の「お前にOLは向いていない」との一言に納得し、理系の中で他に行きたい学部はないか探す中で医師という仕事に興味を持つようになり、医学部進学を志す。
国立大学で、実家から通えるならという条件で、両親から進学の了承を得、一浪の末、福井医科大学(現 福井大学)に入学。

人の意識と心の状態に興味があったことから、卒業後の専門を脳を専門とする脳神経内科にするか、精神科にするかで迷うも、心と身体と脳がそれぞれバラバラにあるものではなく関連性のあるものであり、まずは脳や身体のしくみをしっかりと理解したいという気持ちが強くなり、専攻を脳神経内科に決める。

大学病院、急性期病院での13年間の勤務で多くの発症直後の脳梗塞の方や難病の方の診断、治療に携わる。
ある日突然起こった障害や治療法のない疾患に悩む人たちに関わることで、病気そのものだけではなく、その人自身やその人を支える家族の心のケアの重要性を実感。
また、長年培ってきた生活習慣を変えることの難しさを目の当たりにする中で読んだ心理学の本に「疾患悪化の不安や恐れを煽るようなリスク説明による生活習慣の改善は長続きせず、反動が来る場合がある」という実験結果をみつけ、それ以降、なるべく客観的事実だけを伝えるようなリスク説明を心がけるようになる。

さらに、治療法の決定に関して本人の意思確認ができず、家族に判断をゆだねられ、家族が苦悩するということが多々あった。
その原因の一つとして、縁起が悪いことは口にしないという日本の習慣からか、どういう最期を迎えたいのかという話し合いが家族間でなされておらず、本人の望むことがわからない中で家族が決定を下すことの難しさがあるのではないかを思われた。
助かる可能性があるのであれば、それにかけたいと延命治療を望むケースも多く、アンケート調査でみられた本人の望む最期と現実のギャップが大きい原因になっているのではないかと感じるようなる。

その後、脳梗塞などの脳血管障害や骨折の手術などで急性期で治療を受け、状態が安定し始めた発症から1~2ヶ月後の回復期と呼ばれる状態の方に集中的にリハビリテーションを提供している回復期病棟に3年間勤務。
そこで、本人の状況だけでなく、家族の介護力、家屋の状況、地域の福祉状況(サポート体制)などで、リハビリのゴールや自宅に帰れるかどうかが変わってしまうことを体験し、総合的判断の重要性を実感する。
また、何ヶ月も頑張ったリハビリの効果が再発で一瞬にふいになってしまうケースに遭遇し、病気になってから治す医療だけではなく、より健康な状態を目指す医療に興味が出てくる。

その後、5年間、訪問診療を中心に行っているクリニックに勤務し、より生活に密着した医療を経験。保険診療の枠を超えた医療の提供の重要性を感じ、2018年5月ヘテロクリニックを開設。

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*中級認定(非対面での「通常セッション」提供可)

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