怒りをしっかりと感じたら、前任者の明らかな検討漏れをカバーするような仕事もスムーズにこなせるようになった 

こんにちは。後藤です。このコラムを読んでいる方の中には長いこと社会人をやっている人が多いのではないでしょうか?長いこと社会人をやっていると1度や2度は前任者の検討漏れをカバーするような仕事をした人もいるのではないでしょうか?

私もつい先日このような仕事をしました。感情を扱わなかった時の私は自分の仕事をしつつ、前任者や当時の関係者にキレまくり、彼らに罪を擦りつけることを同時にやっていたような気がします。しかし、感情カウンセラーになり感情の取り扱いを学んでからは、意外とストレスなく、こいつわかってないな的な質問をされても「おっとよくよく調べたらまとまっていなかった、ここでまとめてセーフ!!」みたいにポジティブに捉えられるようになりました。今回のコラムでは感情的な視点から前任者の明らかな検討漏れをカバーするような仕事をスムーズにできるようになった事例について書いていこうと思います。

前任者の検討漏れで大規模な投資が必要になることがわかりました。

今年の初夏くらいに会社の中期計画で新規導入を計画されていた設備が正式に導入されることが決まりました。そのため新設備の設置基準書に基づき、必要な工事を割り出し、工事業者と打ち合わせを行うこととなりました。そこで事件が起きました。なんと現在の設備では新設備用の電力が足りなく、大規模な投資が必要になりそうなことがわかりました。これは私の判断だけではどうにもならなくなるぞと言うことで、早速問題点を資料にまとめ、上司と関係者に報告したのでした。

乗り気でない工事業者、現実を楽観視し過ぎる上司、そしてイライラする私。

前の章で大規模な投資が必要となると言われつつ、実際いくら必要なのかわからないと話が進まないので、ひとまず工事業者にどの方式なら実現可能で、その実現可能な案の概算見積もりを出すようにお願いしました。しかし工事業者さんは「マジっすか、後藤さん・・・」と心の中で言いたそうな雰囲気でした。ひとまずその日のなんとも言えない雰囲気の中で打ち合わせは終わったのでした。しかし数週間後、工事業者の担当の方が退職をされることとなりました。そのためその方の後任の方との色々と会話をしました。しかし工事業者さん間の引継ぎ業務がうまくいかないまま前任者の方が退職してしまい、私はまた同じ説明を後任の方にすることとなりました。前任者の方に対しては「うまいこと逃げやがったな」と私の中で怒りが出ました。

また前の章で上司に報告したのですが「まあ工事業者の回答が出るまで待とうぜ。」となんともお気楽な回答でした。ここでも私はイライラしました。と言うものこの人は管理職としてやっていく上で、やるべきこととしかるべき経験を積んで今の地位についたのかと。将来の計画とそれに必要な投資を考えながら業務をやっているのか、私より長くこの業界にいるくせになどと思ったからです。

また、会社の他の経営陣にも怒りが出てきました。当時会社の中期計画は出ていたのになんで、こんな初歩的な検討漏れが発生したのか?なんで将来の業務計画やそれに必要な投資を考えないでその立場にいるの?と感じたからです。

怒りで頭が回らなくなってしまったので怒りをしっかりと感じ続け感ました。

そんなこんなで現状どうなっているのかを資料にまとめることにしました。必要な情報を集め、必要な設備や要件を整理しました。しかし、資料作りを始めようとしても、頭の中で怒りがグルグル回ってしまい、資料作りがいつになっても進まない状態になってしまいました。

そこでこの状況を改善すべく、この「怒り」をしっかりと感じてみることにしました。怒りの感じ方ですが、感情のクリアリングをするのが一番効果的です。しかしこの他にも次のことをやってみました。仕事中で怒りを感じたら一旦仕事の手を止めて、体では考えるフリをしつつ、心の中で怒りを感じました。また、行き帰りの電車の中で仕事のことを考えている最中に怒りが出てきたら都度目を閉じて怒りを心の中で感じました。これらのことを数日間続けてみました。

怒りは感じるけど、頭がスッキリし、仕事がスムースに進むようになった。

さてそれから数日が経ちました。今まで楽観視してきた在宅勤務の上司からメールでいろいろとあれはどうだ?これはどうだ?という質問が来ました。最初は「今更これ聞くの?」とイラッとはしました。現在私は毎日出社している状況です。感情カウンセラーになる前の感情を扱っていない私なら「そんなこと今更聞くな、説明してやるから会社に来い!!」と怒り爆発でキレていたと思います。

しかし今は言われた瞬間はイラッとしますが、感情を扱えるようになったため、感情の渦に巻き込まれることが少なくなりました。そのため今何をすればベストなのかと自然と判断できるようにまりました。そして必要な情報を効率的にかつ、わかりやすくまとめられるようになり仕事の効率が上がりました。また感情の渦に飲まれなくなったせいか、現在私が工事業者説明用に作った資料だと、社内の人にはわかりづらい資料であることに気づくことができました。そのため情報をより精度高くまとめることができました。現在私以外の人は混乱気味なのですが、私自身は特に振り回させることもなく、より少ない力でかつ主体性を持って仕事に取り組めるようになりました。

感情をしっかり感じた方が仕事がスムーズに回る

ところで皆さんは怒ってはいけないと思ってはいませんか?確かに怒って、人を殴ったり、明らかな暴言を履いたり、八つ当たりしてものを壊したり、これをやったら法的に裁かれる可能も出てきます。しかし怒りも感じるだけならば、問題はありません。怒りを感じることで、怒りが蓄積されません。そうすることで例え怒りが出ても言動に影響が出ることが少なくなります。

怒りを感じるポイントですが、まずは「自分は怒っているな」と認めることです。ここで大切なことは2つあります。まずは「自分は怒っているな」と認めるだけでOKです。ここで分析等を入れてしまうと余計混乱し疲れてしまいます。次に「自分は怒っているな」と認めた時に「私は○○歳なのに、こんなつまらないことで怒ってしまって・・・。自分は何てしょうもない人間なのだぁ〜」と残念な気持ちなってしまう方もいるのではないかと予測しています。この残念な気持ちも感じていくことが大切です。実はこの残念な気持ちの中にも悲しみや怒りや恐れなどのいろんな感情を含んでいる可能性もあるためです。

あとは実際の感情の感じ方ですが、会社などにいるときは体は考えているフリをしつつ、「くそやろー」などと心の中で自分の感情を感じていきます。私も実際にこれをやったのですが、けっこう周りの人に気づかれることなく感情を感じることができました。これは私もやってみてビックリでした。他人は自分に思っている以上に興味がないことを実感できました。

と言うわけで、つい先日も総理大臣も変わったり、これからも変化の多い世の中になってくるかとは思います。それに伴い今までに経験のしたことの事態が起きてくる可能性があると思っていた方が楽かとは思います。って、私がこんなことを言ってしまうといろんなネガティブな感情が出てくると思います。ですがひとまずいろんな感情が出てきてしまったら、椅子に座って静かに自分の感情を感じてみてはいかがでしょうか?どうなるかは感じてみてからのお楽しみということで・・・。

 

 

 

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