現在出社勤務している方が完全在宅勤務者達から振られる仕事を効率的にさばくコツ
こんにちは、後藤です。最近時代の流れに乗るべくオンライン飲み会に参加しています。実際参加してみるとこれが内容がカオスの回もときにはありますが結構楽しいです。このオンライン飲み会に参加しているうちにあることに気づきました。参加者の傾向を分析してみると、現在100%在宅勤務、現在休業中、普通に毎日出社の方が多かったことです。週の半分は在宅勤務、週の半分は出社勤務の人が少ないように感じました。そこで今回は結構少数派ではないかと思われる週の半分在宅勤務、週の半分の出社勤務の方向けに、私の経験を元に100%在宅勤務の方々から振られる仕事を効率的に捌(さば)くコツを書いていこうと思います。
この記事の目次
きっかけ:私、週2在宅勤務・週3出社で他は皆ほぼ在宅勤務となりました。
うちの会社の場合は3月の頭から在宅勤務が推奨されました。私の仕事ですが会社に置いてあるマシーンを動かさないといけない仕事でした。そのため3月始めから現在に至るまで週2回在宅勤務・週3回は出社で働いております。しかし他の人はというと3月までは平均で週1回は出社していました。しかし4月の緊急事態宣言後は私以外のメンバーはほとんど在宅勤務となりました。そのためその方々は何か会社でやって欲しいことがあれば私に依頼する→私がそれを捌くという体制での業務が始まったのでした。
そのとき感じたこと: 指示だけ出してるやつはいいですよね・・・。
さてそんなこんなで業務が始まりました。在宅組ですが、基本はメールやグループライン等で私に仕事の依頼を出します。しかしその後の進め方の確認や相談の連絡をした後に相手のレスポンスが遅かったり、相手から送られてきたデータが間違っていて、それの準備や作業がやり直しなどが発生などの問題が発生しました。その度に私は「家で指示出しているだけのやつがいいよな・・・」とか「家で机に座っているだけなのになんでこんなにレスポンスが遅いんだ!!」と怒りが出始めたのでありました。これの原因として私が約10年くらい「現場現物」が当たり前の職場で育ってきました。よくある例が図面ではOKだけどいざ現物確認をしたらNGが生じた場合は現場現物で起きた現象が正であり、それを元に図面を再度修正すると言う手順です。今回のこの怒りの原因ですが、前の職場の考え方を環境の違う現在の職場に持ち込んでしまい「現場現物が全てで、データだけ見て現場現物をやらないやつは悪いやつだ、間違っている」という観念が原因かと思いました。
その後出た想い:指示を出したやつを意図的に困らせてやろう。
しかしそれは違ったのでした。あるとき「できたらやっといてください」的な依頼がきました。そのとき「曖昧な指示を出しやがって、適当なこと言いやがって」と怒りが出ました。この仕事長いこと経験しているのになんでこんなこと判断できないのかと。その後その依頼を出した人に対して「依頼を無視して意図的に困らせてやろう!!」「嫌がらせをしてやろう!!」という想いが出てきました。この想いですが2時間後くらいには落ち着き、ひとまず仕事を捌くことができました。しかし仕事にて誰かから気に入らないことを言われた後に「意図的に困らせてやろう!!」「嫌がらせをしてやろう!!」という想いは実は約14年前の社会人になったあたりから結構な頻度で出てきた気がしました。それと同時にこれは「現場現物が全て」という観念が原因でない気もしてきたのでした。
取組内容:まずはしっかり憎むことからスタート。
というわけでこれの感情のクリアリングをやってみました。やってると「こっちの都合も知らないで好き勝手言うな!!」「まだ似たような検証をやるのか!!」「文句があるならお前が出社してやってみろ」などの恨み辛みが出てきました。私はこれまでもたくさん感情のクリアリングをやっているのでこのような怒りが出てくることに情けなくなりました。しかしこの情けなさも感じつつ先ほど出てきた恨み辛みの感情を認めて感情のクリアリングを続けることにしました。どれくらいの頻度でやったかというと、平日仕事が終わった後の夜や、休日のお風呂上がりに計4回くらいこの恨み辛みに対する感情のクリアリングを行いました。すると次のようなことに気がついたのでした。
気づき: 実は父親のとても嫌いな言動を会社の人に投影していました。
さてここで一旦私の父の話をさせて頂きます。当時私の父は会社を経営しているいわゆる社長です。父はどんな人かというと家族で夕食を食べているときにビールを飲みながら父は「卑怯なことはするな」「正直で真面目なことがいいことだ」「人はコツコツやるのが一番いい」とよく言っていました。しかし父の実態は平日は朝遅くに起きて会社に行き、昼ごろには帰宅しその後は会社に行かずテレビを見ていたり、当時子供の頃の私との約束を忘れたり、母親に文句やわがままなことをものすごく言ったりと、要は言動が一致しない人間でした。幼い私は「こんないい加減な人間は最低だ!!」「自分がしっかりとした人間に成長しないと会社が潰れる」ということもものすごく強く感じていたことを思い出しました。父親の言動が不一致なところを見て必要以上に「現場現物」を過剰に信仰し、父親のいい加減な性格が原因で嫌な想いをした過去を現在の同僚の言動に投影してしまったと気づいたのでした。
感覚レベルの改善内容:自分は価値がある仕事をしていることを実感した。
何回か感情のクリアリングを行った後のことです、感情的にとても穏やかになりました。そして仕事が若干暇になったのでした。実は仕事が暇になったとき以前の私なら「この状態じゃ自分は成長しないかも・・・」ととても不安になるのですが、今回はこの不安な状態と向き合おうという心境になりました。そこで自分の過去の仕事を振り返ったのですが、現在このように暇になったのは過去の積み重ねで仕事が効率的に捌けるようになった結果だと思えるようになりました。今までは職人のように丹精込めてやらないといけない気がしていました。しかし今回の件で、過去の小さな積み重ねを丁寧に認識し直すことで、今までの仕事を自分自身で認められるようになり、今後の仕事に対する不安が減った気がしました。
現実レベルの改善内容:仕事を効率的に捌くことに意識がいき始めた。
現実レベルではどのような変化が起こったかと言いますと、例えば15:30くらいに「今日中にできませんかね?」と相談が聞いた場合「もっと早く言ってよ」と思ったりします(笑)。しかしそう思いながら、自然とその仕事を捌く方向に意識をいくやすくなりました。そうすることで自分が予測した労力以下で仕事を終えることができました。また仕事を捌くことに意識がいくことで今まで以上に仕事の流れを作ることに意識がいくようになりました。以前ですといわゆる完璧主義的なやつで「もっと丁寧に作らないと理解できないよね」などと思い、パワポの細かいレイアウトの修正に時間をかけてしまいました。要は不安ベースで仕事をしていたのです。ところが仕事全体の流れに意識がいくことで、仕事自体も完璧に仕上げないことに対する許容が増えました。それに伴い仕事に対する上司・同僚の意見も今まで以上に受け入れやすくなりました。その結果自分の想定以上に早く仕事が終わったり、次のステージに繋がるような仕事を振られたりと、今まで以上にリラックスして仕事に取り組めるようになりました。
まとめ:しっかりと憎む、怒る、怖がることで逆にスッキリ、リラックスして物事を別の視点で見やすくなります。
今回のまとめは前回のコラムと同じ内容になってはしまいます。まぁ〜みなさまこの先のことを考えるといろいろ思うことがあると思います。それに伴いネガティブな感情が出てくるのではないと思います。「普通に出社して大丈夫だろうか?」「この状況はいつまで続くのか?」「日本にはこんな非常識なやつがいるんだ!!」「これが収まった後、前のような生活リズムに戻れるのだろうか・・・」など。しかしここで提案です。騙されたと思ってこれらのネガティブな感情を思いきり感じてみませんか?「良薬口に苦し」な部分はありますが、きっとスッキリすると思います。そして今までとは別の視点で仕事・家庭・お金などが見えるのではないかと思います。危ない香りがするようなしないような・・・。気になる方はお試しあれ。
感情カウンセラー/エンジニア
機械系の大学院卒業後、自動車メーカーで働いていました。
その時から怒りが溜まりに溜まり、とてもよくキレていました。
本当にキレまくっていたため本当にこれはヤバいと思い、感情のことを学び始めました。
感情のことを学んでからは、仕事も楽しく、人間関係も良くなり、転職の際は年収が100万程度上がるなど、いいことがたくさん起こりました。
というわけで感情をクリアにすることは良いことだと思い活動しています。