閉ざした心を開放するサイン 

心を閉ざすのは、二度と傷つきたくないからです。

街中で暮らしていると、不快さを避けるため

ストレスを誤魔化し、感情や感覚を鈍らせて暮らしていることは多い。

 

そんな時にも、身体は正直な反応をします。

病気ではないが、体感覚がおかしく感じる時

生活の中で、楽しさや喜びまでも失っていることがあります。

 

感情カウンセリングには、生活の質を高める効果があります。

身体のサインを受け止めることは、心のバランスが整うことに繋がります。

感情、身体、客観的になるほど、健康面、生活面を向上できます。

 

「心と身体は繋がっています」

 

意味不明な反応が、心の状態を表すことがあります。

私は自分を癒やそうとして、眠気に悩んだことがありました。

 

眠くなる理由が分からない

 

睡眠は充分なはずなのに、肝心な時に眠くなっていました。

病の不安はなく、眠気に戸惑い、悩みになりました。

 

心理セミナーに参加するため、上京した時のこと

セミナーでは、心を癒やすために「感じる」ことに重点がおかれて、ワークが組まれていました。

 

ワークが始まると、眠くて仕方がありません。

身体が落ちるように、毎回の様に眠くなりました。

 

心を癒したい、時間やお金も掛けて来ていた。

原因を考えてみたり、情けない気持ちになりました。

 

自分の弱さが出たのかと思い、心の中は、自分を責める声がしていました。

理由が分からないために、そうなっていたと思います。

 

私がセミナーで気づけたのは「私は感情を感じていない」らしいこと。

 

当時、私の感情の認識は、感情は誰にもあるもので、感じるのは当たり前というもの。

実際は、考えてばかりいたと思います。

 

「なぜ感じないのだろう?」と疑問に思いながら、半信半疑の納得。

 

「感じない」ことが、癒しを止めている。

 

その場は質問も浮かばず、上手くいってないことだけが分かりました

それでも、独りでは気がつけなかった気づきでした。

 

心と身体の関係

 

過去に、東京まで通勤していました。私にとって、通勤は苦痛なこと。

それでも会社に行くのに、通勤を辞めるわけにもいきません。

 

辛さを感じないようにしていました。

 

それでも時々、途中で電車を降りてしまうことがありました。

無理を重ねると、身体や心は疲弊していきます。

 

気持ちを誤魔化しても、解決にはなりません。

すぐに対応できなくても、無理をしない形に変えていくのがいいのです。

 

 

眠くなる理由が分かるのに、時間が掛かりました。

 

過去には病になり、長期で通院していたことがあります。

当時、身体の痛みはなく、先行きの不安や生活の不都合さから、精神的に辛い時期でした。

 

自分の気持ちを受け止め切れず、いつのまにか、感じることを避けていました。

誤魔化すことで、楽になれていたのです。

 

意識した訳ではなく、無意識のうちに、身に付けていました。

注意をそらしていれば、気付かずにいられます。

 

見ない、聞かない、味合わない、辛くなりそうになると、すぐに頭を使いました。

 

身体が治った後にも、習慣化された生活はそのままで、バランスは崩れていたのです。

私の「感じない」は、生活習慣の一部でした。

 

誤魔化していた過去の感情は、ずっと残ったままだったのです。

 

心を癒やす必要性には、直感的に気がついていました。

 

感じようとして眠くなるのは、積もった感情が出ようとしていたから。

「眠りに誘われる」は、心を守るための身体の反応でした。

 

 

世の中には、論理的、理性的な人はいます。

良い悪いではなく、偏りはあるものです。

 

私は、なんでも考える性質に偏っていました。

 

病の間は、食事制限があって、食べることが辛い時期がありました。

食事をする時は、味わうことなく食べていました。

 

身体が治り、制限が無くなった後も、味合わない生活はそのままだったのです。

 

感じないから、バランスを整える

 

眠気から、感情を感じていないことに気がつきました。

 

私がしたのは、生活習慣を見直すこと。

偏った習慣は、感覚を閉じていたことに気がついて、

 

生活の中で、できるだけ五感を意識しました。

 

  • 本は、ほとんど読まないことにした。

私の趣味は、読書。ビジネス書やハウツーもの中心で、かなり量はある方でした。

小説は、ほとんど読みません。

 

自分は読書好きと思っていたのですが、それが感じにくくする方法の一つになっていました。

本に集中すること、頭を使うことで、現実逃避ができる、楽になれていたのです。

 

以前に、読んでいた頃を思い返すと、楽になっていたことも思い出しました。

 

本はダメという訳ではなく、私の場合は、頭ばかりを強化したから。

小説は良いと思います。本を読む時、小説を入れることにしました。

 

  • 普段から、見ない、聞かない、味わない習慣に気づき、変えることを意識した。

 

街の生活は、注意深く見たり、聞いたりするのは、心地よくないことが多い。

外に出る時はいつも、イヤホンをして、外の音は聞いていません。

 

周りはあまり見ない。いつも足早に歩くだけでした。

空、草木、人の様子は、ほとんど見ないで通り過ぎていました。

 

緑や木々を見たり、空を見る、できるだけ自然の中に行くのが一番です。

そういう場所でないと、感覚を開けないこともあります。

 

あえて見る、聞く機会を増やしました。

 

毎日の食事で、できるだけ味わうことを意識しました。

化学調味料が多い食事、インスタント食品ばかりだとしたら、舌は麻痺しています。

 

身体を壊していた当時、ながらで食事を取ることが多かった。

化学調味料は減らし、味に集中する。

感覚だけでなく、感情を開くことにも役立ちました。

 

 

ネガティブを怖れている

 

頭で理解できても、無意識の反応は簡単には変わりません。

辛い気持ちを避けたいのです。

 

感じ方を覚えたことで、溜まった感情を感じられるようになりました。

 

眠気は、癒やすべき感情が浮上しているサイン。

全く眠気が、なくなった訳ではありません。

 

理由が腑に落ちれば、対処の仕方は分かります。

 

受け止めて、自分を責める必要はなくなりました。

 

過食、買い物依存、過度の飲酒は、感じにくくする方法です。

どうにもならないと思っていた、訳が理解出来ました。

 

自分が自分ではない、意志の力では、どうにもならないこともあります。

そんな時も、自分を責める必要はありません。

 

感情と向き合うことで、生活の質を改善する機会に変えられます。

理解が深まると、自分を肯定できる度合いも深まります。

 

 

感情が開いたときに起きたこと

 

最初に感情が開いたと感じたのは、少ない読書の中で、小説を読み終えた時のこと。

道を歩いて、ふと小説の内容を思い出して、涙が溢れて来たのです。

 

まったく意図しなかったので、そんな自分に驚くとともに、感情が戻ってきたと分かりました。

それまで泣けることは、なかったからです。

 

心のことを深める機会を捉えていく、と決めました。

 

感情を扱うことは、独りでは難しいことです。

人の助けを借りることで、進むことができました。

 

白黒しかない世界、それが当たり前になっていました。

学ぶ恩恵は充分にあります。世界に色が付きましたから。

 

感情や感覚を拡げることで、自分を縛っていた鎖は解けていきます。

 

必要以上に守る必要がなくなった時に、心を開いていけばいい。

心と身体のバランスはよくなり、生活の質も向上できます。

 

 

まとめ

 

○身体の反応は、無視せず心に留めておくと良い。感情は無視してもなくならない、溜まるだけ。

 

○自然の中に身を置くことで、心や感覚が開くことがある

 

○感情や感覚は、バランスを保つセンサー、クオリティライフには欠かせません。

 

モトでした。

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