「やりたい事」を心から楽しむには感情の取り扱いがポイント! 

わたしは感情カウンセラーをしていますが、地球に優しい農業もしています。

朝から畑に行き、種を蒔いたり、水をあげたり、草を刈ったりするのですが、これがめちゃくちゃ楽しいんです♪

ただ、いつも楽しい状態でいる訳ではありません。

農作業は基本的には楽しいのですが、不安や心配事、悩み事、イライラなどがあると、そっちに意識が引っ張られて、農作業も楽しみにくいものです。

特に顕著だったのは、誰かや何かに対して怒っている時です。

例えば、愛情たっぷりに育てた水菜が虫にかじられまくって、ポッキーみたいに茎だけになっていた時などは怒りがこみ上げてきました。

誰のせいでもない。というかその場所、その時期に種を蒔いたわたしが原因なのでしょう。

そんな自分や虫に対して怒りが出ている状態だと農作業は楽しめなくなり、逆にしんどいものになってしまいます。

しかも怒りをまき散らしている状態なので野菜も嫌でしょうね。(笑)

最初のうちはそんな経験をよくしていました。

無肥料、無農薬の農業は、分かりやすく自然の影響を受けるので自分の都合のいいように結果を出すにも限界があります。

台風が来たら大部分が残念な状態になることもありますしね、、

というように、日々の畑作業に凹みつつも、楽しくてやりたい事なので今でも農業を続けています。^_^

農業は失敗ありきで、うまくいかないことが当たり前の世界です。

それだけに感情も反応しやすく、色々と出てきましたね。(笑)

また、雑音の少ない世界(畑)で作業をしていると、今気にになっていることや、不安に思っていることなどが思い浮かび、頭の中を支配することもよくあります。

「仕事のミスが心に引っかかっていて、そのことが頭をグルグルする。」
「部下のミスで、イライラが溜まる。」

みたいなことで感情が出てきますが、望まなくても勝手に出てくるので困ったものですね。

今回はそんなときの経験や対処を書いてみたいと思います。

 

頭をグルグルする失敗経験を嫌がらないで見つめてみた。

仕事のミスはちょっとしたことでも結構凹むものです。

後から冷静になってみればなんてことない作業なのに、「なんであんなミスをしたんだろう。。」ということもありました。

その時は急いでいたりとか、未経験の仕事だったとか、やりにくい相手と一緒で集中力が落ちていた。

という状況は誰にでもあるものだと思います。

とはいえ、ミスした自分を責めてしまい、頭がそのことで一杯になってしまうものです。

まずは、その事実を受け入れるために、「なんてダメなんだ、俺は、、」という想いを感じていきました。

胃のあたりがギューッと締め付けられるような感じがし、ドロドロしたエネルギーが湧き出てくる感じがしました。

とても不快で嫌な感覚ですが、ここから逃げても失敗体験を解消できないと思い、ちょっと粘ってみました。

感じ続けてある程度このドロドロ感が減ってくると、つまらないミスをした自分に対して悲しい気持ちが出てきました。

さらにそれを感じていくと、それが怒りに変わっていきました。ミスした自分に対する怒りです。

ここまでくると結構疲れてきましたが、もうちょっと粘ろうと思い、出てきた怒りを感じていきました。

少し気持ち悪くなってきましたが、しばらく続けていると怒りが減っていき、落ち着てきました。

イライラは周りへの影響が大きい!あえて、それを感じてみた。

他の場面では、部下のミスがちょっとしたシステムトラブルに繋がり、部下がその対応している時にイライラがどんどん大きくなっていきました。

緊急性が高いトラブルほど、その傾向は強くなります。

ソフトウェア開発業界のあるあるでしょうか。

自分で対応できないトラブルや作業はもどかしいものです。だから余計にイライラが増していくのだと思います。

イライラを相手にぶつけても作業がはかどる訳ではありません。忍耐の修行のような時間でしたね。

ですので、別の部屋に移動してイライラを感じることにしました。

トラブっている割には余裕があったのかもしれません。(笑)

出てきたイライラを感じていると、どんどん強い怒りになっていきました。イライラは表面的な反応なんですね。

本音ではもっと激しく怒っていることが多いと感じます。

この怒りをぐっと感じ続けていると、次第に怒りの炎が弱まってきます。

怒りのピークを終えたサインですね。

ここから長引くこともありますが、頑張って感じていきました。

すると、炎が弱まって消えていくように収束していきました。

怒りと炎。よく表現で使われますが実際にも関連性があるのでしょう。面白いものです。

怒りを感じた後は心地よい疲労感とスッキリ感と一仕事終えたような達成感も感じましたね。

このように感情のクリアリングをコツコツ積み重ねることで、怒りの発生を減らしていくのが習慣となっています。

反応的に出て切る感情は一気に改善できるものではなく、地味で地道ですがクリアリングを続けた分だけ結果がついてくる印象です。

子供の頃から感情的な事象から逃げていた

そういえば、いつも感情的になる場面は避けていた気がします。

誰でもそうかもしれませんが、「感情=良くないこと」のように感じていました。

とはいえ、感情は小さなものであれば毎日のように発生するものだと思います。

・電車で人とぶつかってイラっとした。
・メールの送信先を間違えでやばい!と感じた。
・仕事のミスを指摘されてちょっとムッとした。
・ミーティングで発表する際に自信がなくて怖くなった。

事象を挙げだしたらキリがないですね。

それくらい様々な感情が発生するのが日常的で、当たり前だと思います。

そんなことを考えていて思い出しましたが、わたしの場合は子供の頃から感情的な場面を避けていました。

・両親のちょっとした口喧嘩
・友達とのちょっとした言い合い
・親から勉強しろと言われる

など子供の頃は感性も感情も豊かで社会経験も少ないので、特に反応しますね。(笑)

でも、感情が反応することを避けることで、「やりたいこと」、「言いたいこと」を抑圧してしまうことも多いように感じます。

波風を立てないのは良いことかもしれませんが、自分の心や感情も大切にしたいですね。

感情のクリアリングを続けることで起こった変化

小さな頃から今まで自分の中に湧き上がる感情から逃げていたことが多かったのですが、感情のクリアリングを学んでコツコツ実践してからは、ネガティブな感情も無視しないようになり、感情からフラットになるための糧として考えるようになりました。

もう、5年ほどは続けているでしょうか。

感情を感じることに慣れずに、しんどい時もありましたが、その甲斐あって素直に感情を感じれるようになってきました。

嫌な仕事を言われたり、顧客からの無理な注文を言われても、素直にムカつく自分がいます。

そして、それを解消することで、ムカつく度合いも減っていくことを経験しました。

相手の言動で自分の感情が振り回されにくくなってくるのは、自分らしい人生を生きるために大事だと思います。

・怖くて言いたいことを言わない。
・失敗を怖れてやりたいことをしない。
・指示したことができない部下に腹を立てる。
・怒りに任せて相手とぶつかる。

などよくあることですが、正直プラスに働くことは少なく、自分の人生を感情にコントロールされているように感じます。

でも、感情的な反応が減ってくれば、自分を自分でコントロールしやすくなり、自分の望む結果を得やすくなるでしょう。

そして、ネガティブな感情が減れば、喜びや楽しさを感じやすくなり、結果的に幸福感が増すように思います。

ネガティブな感情に引っ張られることなく、食事や農作業などの日常を素直にを楽しめるイメージです。

不安でいっぱいだったり、誰かに怒っている状態では農作業も純粋に楽しめませんからね。(笑)

農作業などのやりたいことをして人生を楽しむために、ネガティブな感情をクリアにしていくことが有効だというのは面白い発見でした。

まとめ

やりたいことや人生を楽しむには、喜びなどのポジティブな感情を高めていく印象がありましたが、自分の心に発生した怒りや不安、怖れなどを感じて、クリアリングすることが有効だと感じる体験でした。

この体験からネガティブな感情に引っ張られて、ポジティブな感情を楽しめなくなると分かった気がします。

また、意識的にポジティブな感情を感じることで、喜びや楽しさ、嬉しい気持ちもより感じやすくなると思います。

都合よくネガティブな感情だけ無視することはできないのでしょうね、、

そう気づいてから今ではネガティブな感情を感じることが習慣になってきました。

良いも悪いも自分の内面から出てきた感情とうまく付き合って、自分の人生を楽しみたいですね。

上に戻る