2021年になりましたが、仕事に対してやる気が出ない、どうしようと思っているあなたへ 

こんにちは、後藤です。

2021年が始まって約1ヶ月、みなさまいかがお過ごしでしょうか?新たな環境や心境の変化に心躍らせているのでしょうか?それともなんかやる気が出なくてイマイチな感じでしょうか?今月はそんなイマイチな方向けにコラムを書いていこうと思います。

新年早々やる気が出ない

みなさん仕事始めはどんな感じだったでしょうか?私は正直あまりやる気が出ません。

と言いますのも、私の会社ではほとんどの人が在宅勤務で、正月休み前の「良いお年を!!」という恒例の挨拶をする機会があまりなかったです。また休みに入っても帰省することもなく、年越しイベントも軒並み中止になったりと、集合意識的にも年末感を感じなくなったように思えます。

年明け後も元旦はほとんどのお店が休みだったり、三ヶ日に初詣に行こうとしたら、参拝に行く人の行列がとても長く、感染防止ということで参拝を断念したりと、個人的にも新年を迎えた気分になりにくい状態だと思いました。というわけで外部環境の影響もあり、年末年始によく感じられる「心機一転今年も頑張ぞ!!」という状態を作ることができなく、やる気が出ないという現象が起こったと考えられます。

無理やりやる気を出すことのデメリット

というわけで私の場合はボヤッとした感覚のままで仕事が始まってまいました。みなさんはどうでしょうか?

私の会社では年明けから社内の組織が大きく変わり、仕事内容も変わるということで、正月休み前にやれる仕事はきっちり終わらせ、身軽な状態を作りました。そのため年明けはかなり余裕がある状態でした。新しい組織での最初のミーティングでも、組織が変わってすぐということで、そこまでやることは多くはありませんでした。そんなわけで年明け早々エンジンがかかっていない状態で、いまいちやる気も出ませんでした。

さてここで無理やりやる気を出したらどうなるでしょうか?

まずは疲れます。なぜか?やる気がないのに無理やる気を出そうとすると、自分自身に「必要以上に負荷」をかけることになります。心はやる気がないのに頭でやる気を出そうとすると、心と頭の状態に乖離が起きて、結果無駄に疲れるだけです。

また無理やりやる気を出そうとするとやる気が空回りし、さらに悪いことに他人にその火の粉が飛び火します。つまりそんな状態で上司や同僚に相談や報告をするとウザがられる可能性が非常に高いと思います。若かりし日の後藤もこれをやらかし、当時の上司・同僚から「まあ、落ち着けや・・・」と諭された経験があります。まあ心の中ではウザがられていたのでしょう・・・

そして何より「無理やりやる気を出す」ということは自分とって良い影響を与えないということを、実はこのコラムを読んでいるご自身が一番感じているのではないでしょうか?私の会社でも「さぁ頑張りましょう!!」言った同僚が5秒後には死んだ目になっていたりします。

というわけで、ここいらで無理やりやる気を出す方法から卒業してみてはいかがでしょうか?

そもそもやる気が出ないことは本当に悪いことなのか?

さてそもそもやる気が出ないことは本当に悪いことなのでしょうか?

さすがに会社の同僚やお客さんが真剣に話している目の前で、あからさまにやる気のない態度を取ることは非常にリスキーです。

しかし、ここでやる気の出ない自分自身を頭ごなしに悪とするのは良くないです。これは自己否定に繋がります。確かに態度に出すとリスキーな状況は確実にあると思います。しかしやる気の出ない自分自身を頭ごなしに悪とすることはそれはそれでリスクがあります。

なぜかというと、「やる気の出ない自分自身をなきものにしようとする」が力がかかります。これが先に述べました「必要以上の負荷」となります。必要以上の負荷がかかると、その分集中力が低下し、結果聞き漏れ、認識違い、初歩的な凡ミスに繋がると思います。

というわけで、やる気の出ないことそのものが悪いことではなく、やる気の出ない自分自身を頭ごなしに悪と決めつけることが悪い影響を与えます。

やる気を出すことで感じたくない感情を隠していませんか?

ここで別の視点で見てみます。そもそもなぜやる気を出そうとするのか?私の場合は怖れを隠すために無理やりやる気を出していた様な気がします。

みなさんはやる気が出ないとダメな大人になってしまう気がしませんか?私はそんな気がしました。

これは私の父の影響だと考えています。私の父は当時会社を経営していました。要は社長だったわけです。私の父に対する記憶ですが、私が小学校の低学年のあたりから、父は平日なのに昼まで寝ていて、お昼過ぎに会社に行ったり、朝から会社に行ったと思いきやお昼には帰ってきて、その後は会社に行かないで家でテレビを見ているような生活をしていました。当時の私は幼いながらも「あんなダメな大人にならないぞ!!」と心の中で強く誓ったのを覚えています。

そんなわけで、無理くりやる気を出すことで私は「自分自身がダメな大人になることへの怖れ」を隠していたのでした。

やる気の出すことの裏に隠れていた怖れを感じてみる

というわけで早速感じてみました。まずやる気が出ないと感じたら、「自分はやる気が出ない」と認識してください。これで自分の今の状況を認めるつまりは自己肯定になります。

次に「やる気が出ない」に対して「あ〜っ、やる気出ないな〜」と心の中で呟きながら、しばらくその状態を感じてみてください。

ここからは個人差があると思うのであくまで参考として書きます。私の場合はこの「やる気が出ない」と心の中で感じ続けていると「うわ〜怠けてるな〜おれ・・・」や「やばい、このままじゃ結果が出ない!!」などの怖れが出てきました。怖れの感情が出たら、これらの感情をまたしばらく心の中で感じていきます。そしてしばらくするとこれらの感情が出なくなり、心がかなり落ち着いた状態になったのでした。

やる気の出ない自分をしっかりと感じることで仕事の効率アップ

その後「やる気が出ない自分」と「やる気を無理やり出すことで隠れていた怖れ」をしっかり感じたらどうなったか?私の場合は、仕事はとても捗るようになりました。しかしイケイケドンドンという感じではなく、静かそして粛々と仕事が片付いていくイメージでした。

この理由としまして、自分の現時点のありのままの状態をしっかりと感じることで必要以上の負荷が掛からなくなったことが考えられます。そのため今まで必要以上の負荷となっていた力が、仕事を処理する方向に使えたためと思われます。

逆に無理やりやる気を出すことで、無理やり感情を隠してしまうことに繋がります。結果必要以上の負荷が生まれてしまいます。感情を隠してしまった時の悪影響については個人差があります。私の場合は首こりが酷くなったり、緊張性の頭痛になったり、睡眠の質の低下などの悪影響が出ました。

ここで「いちいち感情を感じていたら、その都度時間をロスするのでは?」とツッコミたくなる人がいるかと思います。確かにその通りです。私の場合ですが感情を感じるのに3〜10分くらい時間を使います。しかし3〜10分感情を感じることで、身体が軽くなったり、スッキリしたり、集中力がUPしたりします。そのため感情を感じた3〜10分のロスを取り戻せるだけの効果はあると思っています。

やる気の出ない状態を認めることは自分を信じること?

みなさんはそんなにやる気を出さなくても実は仕事がいい感じにできるのではないでしょうか?ちょっと冷たい言い方になるかもしれませんが、仕事なんて結果が出てしまえばいいのです。

おそらくみなさんは社会に出て、色々な困難を乗り越え、しっかりとした実力が付いていると思います。そのため昔に比べたらそんなに頑張んなくても、結構質の良い仕事ができるのではないでしょうか?

確かに心身ともにやる気に満ちていろときはそれこそ仕事はものすごく捗ります。しかし我々は人間、完璧ではありません。やる気があるときもあれば、出ないときもあるじゃないですか?

やる気があるときはそのまま頑張ってくれればいいのですが、問題はやる気が出ないとき。この時やる気の出ない自分をちゃんと受け入れてみてはいかがでしょうか?やる気の有無に関係なく、しっかりと仕事ができる自分がそこにるかもしれません。

2021年も2月になってしまいヤバいと焦っている人もいるとは思いますが、ここで無理にやる気を出さなくても、ちゃんとできる自分を信じてはみませんか?

上に戻る