【仕事で頑張らないコツ】忙しい時でも自分を大切にしてゆっくり過ごす方法
この記事の目次
朝から体調不良でも仕事に行かなくては!と頑張ってしまう
システムエンジニアをしていると、毎日忙しく仕事をしている人が多い感じがします。
システム設計や、プログラム開発、打ち合わせや資料作りなど様々な作業をこなしていますからね。
「1つの作業に集中したい!」という声はよく聞きます。(笑)
納期も余裕があることは少ないので、どうしてもタイトな毎日になるのでしょう。
そのせいか、体調不良になることもしばしば。
心身ともに疲れやすい仕事なんだと思います。
そんな生活をしているある日の朝、起きてみると体が重い感じがしました。
無理して出勤できなくはないけど疲れた状態で仕事をすると、効率も悪いし疲れも増していくと思います。
できれば休みたいなと思いましたが大事な会議があったので、そうもいきませんでした。
とはいえ、朝から出勤は辛い感じ。
ということで、午前中は家でゆっくり寝て、午後から出勤しようと考えました。
その時、「怠けていると思われそう。」「怒られるのでは。」という発想が出てきて、少し怖い感じがしました。
実際には午前中に必須の仕事はなく問題ない状況だったのですが、「朝から仕事に行かなくては!」という感覚があり、不一致な感じがしました。
今回は自分のことよりも仕事を優先してしまうマインドの改善をしたいと思います。
怠けているのでは?怒られたくない?気持ちがストップをかける。
今日は体調がよくないので、午前中を休みにしようと考えると
「怠けているのでは?」
「評価が下がるかも?」
「怒られるのでは?」
という怖れが出てきました。
疲れたくらいで仕事を休むのはよくない感じがありますね。
「これくらいで仕事を休んだら怒られるのでは?」という感覚があり、徐々にそれは避けたい気持ちが出てきました。
ただ、体は疲れているので無理もしたくない。
布団の中で「今日は疲れているから休もうかな。でも、怒られるのは嫌だな。」という気持ちを行ったり来たりして、しばらくうだうだ過ごしていました。
休みたい気持ちのほうが優勢でしたが、「怒られるのは嫌!」という気持ちがストップをかけている感じでしたね。
自分の心の中で色々なやりとりがあり、なかなか答えはでませんでした。
疲れていてもなんとか仕事をする思考になっている
そういえば、新入社員の頃からずっと忙しく仕事をしていました。
職場に配属された最初の週から土曜日出勤だったのを思い出します。
キャパ以上に仕事がたくさんあった時代でしたね。
だから仕方がないとも言えますが、会社的には納期ありきで、仕事をする人のことは全く無視されていた気がします。
倒れなければOKくらいだった感じがしますね。(笑)
当時は20代だったので無茶な頑張りもできて倒れることはなかったですが、余計なことは考えないで目の前の仕事をこなすだけの人になっていましたね。
それが当たり前の感覚になっていたと思います。
今では考えられませんが、当時は有給休暇を取るなんてとんでもないことでしたね。
このようにして、ど根性のシステムエンジニアが育っていったのだと思います。
怒られたくない!怖れを感じていく
朝起きて疲れている体をなんとか整えたかったので、布団の中で「休むと連絡したら怒られるかも。」という怖れを感じていきました。
実際に怒られることはないと思いますが、怖い感覚が出てしまうから厄介ですね。
この怖れをを感じていくと
「上司に連絡した時に怒られる。」
「ダメだしのようなこと言われたらどうしよう。」
「評価が下がるかもしれない。」
という想いが出てきました。
あり得ない訳ではないけれども、どれも可能性はかなり低いと思います。
「でも、もしかしたら。。」という怖さを感じていくと、どんどん怖さが大きくなっていきました。
「怒られるのが嫌だ。怖い。」という感覚は誰にでもあるのかもしれませんね。
「これを感じるのが嫌だったのか。」と思いながら、粘って感じていくと少しずつ軽くなっていきました。
さらに、じっくりと感じているとスッと怖れが出なくなりました。
新入社員の頃に、会社を休むやつはダメ社員だと言われていた
体調不良で会社を休もうと考えた時の怖れを感じていた時に新入社員の頃を思い出しました。
当時はWindowsが登場したてで、猫も杓子もシステムのWindows化を求めていて仕事が山ほどありました。
超忙しい時期だったかもしれませんが、IT系のエンジニアは職人気質の厳しい人が多かったように思います。
「自分でなんとかしろ!」
「先輩の仕事を見て覚えろ!」
「できるまで帰るな!」
みたいな感じですね。本当に。。
一般的な会社員という感じではなかったかもしれません。(今のエンジニアは違うと思いますが。)
当時の上司はバリバリ職人タイプで、「定時で帰る奴、有給休暇を取る奴はやる気がないダメ社員だ。」とよく聞かされていました。
新入社員の頃は右も左も分からないので、それを素直に信じてしまったように思います。
そういえば、サービス残業も普通にやっていました。
仕事環境や教わる人の影響は大きいですね。
一度、新入社員の頃に学んだ常識を見つめてみると、不要な観念などの気づきがあるかもしれませんね。
小学生の頃から頑張ることを教育されていた
怖れを感じることを終えて、振り返ってみると小学生の頃から頑張ることを教育されたと思います。
運動会では「頑張れー!」が当たり前の応援だし、勉強も「頑張れ!」と言われますよね。
音楽や美術の授業でも出来が良くないと「頑張りましょう。」と言われたし、マラソンも「頑張れ!」と鼓舞されます。
頑張れと言っている人は良かれと思っているのが厄介な点ですね。
相手のことを思って応援しているんだけど、その相手からしたら「頑張らないと!」と感じてしまうものです。
「今の自分がダメだから、だから頑張りましょう。」というイメージですね。
だから自己否定になりやすく、それを頑張ることで埋めようとしてしまうんだと思います。
この時の傷ついた経験がインナーチャイルド(トラウマ)となって、今の自分の言動に影響を大きく与えている感じがします。
過去の嫌な体験をしたくない!という想いが勝ってしまうんですね。
誰でも嫌なことは避けたいですからね。
結果、無理しても頑張って仕事をしてしまうことになります。
でも、仕事で頑張ると上司やお客さんはさらに頑張りを求めてきます。
冷静に考えたらギャグのように思えますが、実際にはこの「頑張りを求められるストレス」は大きいと思います。
誠実な人ほど相手の期待に答えようとしてしまいますが、自分のことも大切にしたいですね。
自分の体調を優先しやすくなった
布団の中で怖れのクリアリングを終えて、改めて今日はどうするか?考えてみました。
そうすると、素直に「午前中は休んで午後からミーティングに参加しよう。」という発想になりました。
「上司に連絡した時に怒られる。」
「ダメだしのようなこと言われたらどうしよう。」
「評価が下がるかもしれない。」
というような上司の反応は特に気にならなくなり、自然と自分の体調を優先できたのは大きな収穫でしたね。
実際にはありえないことに不安を感じたり、怖れてしまっているのでしょう。
それに気づいて、無理して頑張って仕事をすることを止められるのは嬉しいことです。
その日は体が疲れていたのでとりあえず上司に連絡した後、ぐっすりと二度寝しました。(笑)
まとめ
体調不良で休みたいけど「上司に怒られたり、ダメ出しされたくない。」というネガティブな想いが素直な選択を邪魔していました。
上司の評価や怒りを避けたい気持ちは誰にでもあると思います。
でも、それを気にしすぎると自分のことよりも仕事を優先してしまい、過剰に疲弊してしまいます。
怒られないために無理して仕事に行くのは過剰なストレスになりますからね。
実際には問題ないことでもリスクと感じてしまうと、どんどん毎日が辛いものになってしまいます。
そんな時は過去の出来事を振り返って、不要な思い込みを見つけてみるのは有効だと思います。
過去のどこかで傷ついて、それがトラウマとして今の人生に影響を与えていることはよくあることです。
今の仕事や生活の不一致は、思っているよりも過去に起因しているかもしれませんね。
なので、今の生活や自分を変えるために、あえて過去を振り返ってみてください。
意外な気付きがあるかもしれませんよ。
誰しも大人になって働き始めると責任や義務など「やるべき事」に追われて、上司や顧客の評価を求めてしまいます。
これは生きていくために有効かもしれませんが、自分をすり減らすことにもなります。
だから「毎日がつまらない。辛い。」と感じるようになっていくのでしょう。
そんな時に大事だと考えているのが、
「今の自分を大切にする。」在り方です。
子供の頃は好きなことを中心に生きていたはずなのに、誰しも大人になるとそれができなくなってしまうものです。
その主な要因として、
・小さな頃にやりたいことをさせてもらえなかった。などの「満たされなかった欲求」
・自由に遊んでいたら「うるさい。」と親に叱られた。というような「傷ついた経験」
などの「インナーチャイルド」が影響していると考えます。
子供の頃から自由に振る舞うことは、わがままや自分勝手で「ダメな事」として成長するのが一般的であるため、「素直な自分の感情や感覚を無意識に抑えてしまう。」のでしょう。
「辛くても、楽しくても、人生は一度きりのもの。」
周りの目や評価を気にしすぎないで、今から「自分らしく人生を楽しむメンタリティ」を一歩ずつ養っていきませんか。
気軽に心のもやもやを話すことで、少し心がすっきりして
「これからの人生を楽しもう!」という気持ちに近づけると思いますよ。