やりたいことを先送りする理由 

やりたいことなのに、なんとなく先送りにしている。

なかなか、一歩がでないことがあります。

それで悩んでいるとしたら、理由はありますから大丈夫。

考えていることと心を比べると、心の方が強力だからです。

心がブレーキを掛けている、「抵抗」と言います。

時には無意識に、考えていることと正反対のことをしていることもあると思います。

以前の私は、そんなことがあると いつも自分を責めていました。

本当にそうなってしまう理由が、分からなかったからです。

気がつけないことは よく起こります。

巧妙に仕方ないと思える様に止めています。

深いところで、とても怖いことだと感じている様で、進みたくないのでしょう。

自分の身体や感情がサインを出すとすると、先送りにしても悪くありません。

どちらも自分、見つめる機会が来たと捉えたらいいのです。

「それでも進みたい?」と聞かれるタイミングだと思ってください。

身体と心は関係している

私は昨年、カウンセラー活動のために本を書いていました。

締め切りを決めてはなくて曖昧だったこともあって、書いては直しの作業ばかりが続きました。

私はそんな時、よく眠くなって書くのが止まりました。

書くと決めている、眠くなっては止まる、そんなことを繰り返していました。

夜眠らずに書いている訳ではありません。

充分に睡眠をとっていても、書き始めると眠くなりました。

なかなか進まない自分を責める気持ちが湧きました。

時にはボンヤリ思考停止になって、気を逸らしている自分がいました。

酷い状態になると、睡眠障害と呼ぶのかもしれません。

私が疑わなかったのは、日中眠くなるのはその時に始まったことではないからです。

車を運転していると、眠くて仕方ないことがありました。

安全上困るので、運転する時にはガムが必需品になりました。

ガムをかんでいれば、眠気を押さえ込めたからです。

人と会っている時に眠くなれば、それは我慢できました。

見られている意識で抑えこんだ。

独り作業する時は、気が抜けやすいかもしれません。

そんな時はいつも、珈琲やガムを好みました。

眠いのを感じるのが苦手で、時には仮眠をしたり ボーとすることもありました。

いつでもガムや珈琲は欠かせなくなって「珈琲が好きだ」と言っていました。

やりたいこと、好きなことを進めているはず、なのに先送りする困った人になりました。

やりたいことが進まない理由

カウンセラーになる前「感情を感じる」心理セミナーに参加したことがあります。

感情を感じるワークが始まると、私は決まって眠くなりました。

東京まで学びに来ているのに、眠っては駄目だと思いました。

そのセミナーは、安全に感じられる工夫がされていました。

そこに何度通っても、そのワークになると眠くなるのでした。

その時になって初めて「自分は感情を感じることが上手く出来ない」と気がつきました。

感情を感じない様に、身体は眠りに入っていたのでした。

何かあると思いましたが、その時はどうしたらいいか分かりませんでした。

自分の癒しを進めにきて、壁に当たった。

現象としては、感じそうになると身体が寝むりに入る。

感じて癒すはずが、いつも止める。

また本を書いている時は、自分らしく仕事を進めていると意気込みもありました。

無意識は、進ませない様に止めるでしょう。

私のエゴは進みたくない時、眠りが効果的な方法だと分かるのでしょう。

やりたいことの中に苦手なことはある

やりたいことが止まる時、なかなか気がつくことはできませんでした。

一般的に眠気などの身体の反応と心が、関係するとは思わないかもしれません。

私は感情を胸で感じることは多い、胸が焼ける、詰まった感じがしたりします。

身体の反応を経験している人はいるかもしれません。

学びを経てやっと、眠気は心の作用の一つと分かりました。

意識は進みたい、心は変化したくない、そんな板挟み。

左右両方から引っ張られて、どちらにも行けない状態になりました。

そんな時グループワークの中で、やりたいことの中にも、やりたくないことはあると学びました。

教えて頂いたのは、決める時、やる、やらない両方のメリットデメリットをそれぞれに書き出すこと

やりたいことは、やりたくない理由に気がつけないものです。

書き出して初めて、自分にやりたくない要素もあったんだと認めることができました。

私は想像するのが好き。行動するは足が重くなることが多い。

自分のことを書いていた時、自分と向き合うことほど手が止まりやすかった。

進みたくない時、自分が苦手にしていることは多かった。

期日で追い込むことをしませんでした。

自分を見つめる作業には痛みがありました。

その後に、本の期日は決めることはできました。決めることが進むことに作用しました。

 

先延ばししたい時は、眠くなっていました。

私に進みたくない思いを認めると、以前より 心の統一感は出てきた感じがします。

体のチェックのために運動も入れました。

運動不足になる時、体内時間が狂いやすい感じがしたからです。

睡眠が乱れたり、歩かない日が何日かあると身体のバランスは悪くなります。

眠気の反応も、できる範囲で感じる様に意識しました。

今でも珈琲やガムは好きですが、感じることを誤魔化す手段になっていた。

感じないで誤魔化すことで、返って眠気を溜め込んでいました。

身体のバランスを見ながら、眠気を感じて逃げなければ緩和できるのです。

眠れる状態の時は、短時間の仮眠は許しました。

緩める、集中するのバランスを感じて、調整するようにしています。

意識できれば調整できる

ネガティブな思いや眠気は、感じる為に練習が必要だと思います。

良い方向に変化することが、一番恐いのかもしれません。

整合性がついていない時は、自分で止めていとに気がつくことはできませんでした。

ブレーキを掛けていたと気がつけば、折り合いは付けることはできます。

メリットとデメリットで書き出して、それでも進みたいと思って決め直しました。

苦手なことほど無意識に避けていたのです。

私の甘えが大きかったと思います。暖かい布団からなかなか出たくない。

気がつかない時は楽でいられるから、逃げ腰になっていました。

感情カウンセラーは、ネガティブな感情も落ち着いて感じることを学びます。

反応で止まったとしても、感じる力は備わってきて、充分に安心感は出てきました。

本の後は、具体的な活動を進めています。

仕事は上手くいかない不安、失敗の怖れは出るものでしょう。

お金の心配が出ることもあります。

不安で行動が止まらない様に、感情の学びは役立っています。

今でも、ふいに眠気が出ることはあります。

まだ気がつけない、感じていない部分はあると思いますが、着実に進みます。

不安や怖れで止まることはあります。

思わぬところで止まる時は、自分のブレーキかもしれないと思ってみる。

いつも反応に気がつくことで、周りを見てから進むとを心掛けています。

自己成長のツールとして、素晴らしい道具を得た心境です。

まとめ

  • やりたいことが進まない時は、やりたくない理由を探してみる

  止まっても自分を責めなくていい。分からない時は、なぜ進まないか疑問をもっておく

 

  • 自分を止める方法が、体感覚という形で起こることもある

  ネガティブな感情に耐久力を付ける、感情カウンセリングの効果は大きい

 

  • 自分を律する力は養うことができる、進まない時は、メリットとデメリットを書いて決めてみる

 

上に戻る