コロナウイルスに負けない心掛け 

新型コロナウイルスの蔓延で、日常の安全が脅かされています。

これまでは世の中のことに無関心だとしても、安全に過ごせてきた様に思います。

しかし目に見えない不安が蔓延する時、不安への対処がそのまま安全に関係している。

最近もデマによって、買い占めが起こりました。

気持ちが安定していることは、安全・安心と密接に関わっていると感じています。

「不安」の感情は、自分と同一だと思うのが一般的だと思います。

自分の一部には違いありませんが、不安と適切な距離をとると安全も向上します。

 

 

新型コロナウイルスの流行は、静岡でも感染された方が出ています。

地方は普段から人の密集は少なく、私は心配していませんでしたが

全国的なお店やイベントの自粛が始まり、地方にも「不安」が大きく拡がった感じがします。

私は、感情カウンセラーになる以前、感情のことを知らずに、なにも感じていない時期がありました。

なんでも頭で考えて、方法論で対処できると信じていました。

ほとんどの人には「不安と安全が密接ということ」は、あまりピンと来ないかもしれません。

心配から、人を寄せ付けない人の話を聞きました。

ウイルスのことにに無関心で、楽観的で注意をしない人を見ました。

どちらも、典型的な不安からの態度だと言えます。

個人差はありますが、参考にしていただければ幸いです。

 

適切に不安を感じるために

 

私はここ数年、感情を学びながら「不安」に意識的に向き合った時期があります。

しかしここ最近は、あまり見ていませんでした。

感情カウンセラーになっても不安を見続けるのは難しい、意識的に感じる必要がありました。

 

ほとんどの店が閉まる中で、街中に食品の買い出しに行った時のこと。

私はお店の人からお釣りをもらう際に、店員さんと手と手がふれました。

触れた時に、ふいにビクっと大きく反応しました。

なにごともなく、買い物は終わりましたが…

相手の人に気がつかれるほどの反応だったので、自分でも驚きました。

自分の不安を見ていなかったための反応と気がつきました。

 

知らない人と手が触れて、考えより先に身体が動くのは、身を守るための反応です。

店員さんと手がふれた時にビックリしたのは、無意識に怖かったからでしょう。

触っただけでは感染しない、手洗いすれば問題ないことを理解していなかったから。

不安などのネガティブな気持ちは、いつの間にか誤魔化していました。

誤魔化しても、身体は反応した訳です。

こんな時期だから、意識して自分の気持ちを見ていくことは大事だと認識しました。

自分や家族を守るためにも。

 

 

不安から反応する理由

 

不安は、身を守るための感情のひとつです。

ニュースで、ゴールデンウイークや行楽の自粛の呼び掛けを聞きました。

ウイルスの問題が他人事になっている人が多いからでしょう。

他人事になっていると、身を守ることはできません。危険は増しています。

私も感情を知らない時は、自分事に捉えなかったかもしれません。

「私だけは大丈夫」と根拠のない自信をもっていたはずです。

無意識に、無関心になったかもしれません。

自粛しない人は、自覚のないまま、不安になるのを避けています。

 

予防するために、適切な怖がり方をすると、皆が安全に過ごせます。

分かっていないと、無用なトラブル、かえって身を危険さらすことになりかねません。

不安を受け止めきれず、人から攻撃されたと、錯覚する人の話を聞きました。

私の様に、手と手が触れただけで、怒りだす人がいると言う話。

また医療従事者のお子さんが、学校の式典を外されたと聞きました。

手に触れただけで相手に怒ってしまう、あらぬ疑いで職業差別してしまう、

日常的にも起こりやすいことでしょう。

自分で頼んでおいて、宅配の人を怖がるのは、避けたいこと。

怖さからの反応ですが、知識が不十分なことから来る誤解が多いと感じています。

自分事として捉えないと、安全な生活は難しくなると感じました。

人から差別されるとしたら、病気になったことを隠してしまう人が出てくるでしょう。

病気にしても、感情にしても、正しい知識が必要だと感じました。

 

 

正しい知識を選んで知る必要性

 

東日本大震災の時、感情のことを学んでいた時期と重なりました。

連日の様に、津波、原発事故あふれる様なニュースが続いていた。

「被害のニュースを見続けては、心のバランスを崩す」

今回も同じ感じはしています。

病気の拡大、患者の増加、亡くなった人のニュースを連日の様に見るのは、

ほどほどにした方が良いと感じました。

私は無理な感じがしたので、見るのを止めました。

感染拡大のニュースは、自分事に捉える切っ掛けになりますが、不安が必要以上に増してしまいます。

それよりも、ウイルス予防の正確な知識を見るように心掛けています。

情報源を選んで見ています。

予防方法・注意点を意識して、主体的に見る様にしました。

「コロナウイルス 防ぐ」政府機関の発表などです。

不安を意識するのは、出来ない人も居ます。訓練が必要な場合はあります。

ニュースを見ていて、少し不安が増したと感じた時、見るのを止めることはできます。

適切な予防策を見るのは、全員に出来ること、お勧めしたいことです。

 

私の場合は、何が不安なのか、正体を見ようとしました。

 

「なにが不安?」と自分に問いかけた。

 

「病気になって死ぬ」、「人に迷惑をかけること」、「仕事やお金の不安」

あまり見たくない、お化けと一緒の感じです。

怖がって見ていないものをみると、今、かなり不安を感じていることに気がつきました。

思ったのは、私の周りにいる人は、私と同じようにすごく不安か、

誤魔化している人が大多数だと思うようになりました。

誰しも自分のことは、意外と分からない。

 

クリアリングしました。

感じることで落ち着いた安心感とともに、視野が拡がった感じがしました。

 

 

怖さを感じながら、適切に対応する

 

もう一度、予防方法を見ることにしました。

感染のメカニズム、防ぐための方法、マスクや手洗いの方法、人の距離感、安全の心掛け

見ることで心に余裕ができた感じがします。

自分のことだけではなくて、周りの人の不安を緩和しようと、心掛けるようになりました。

地方は危機的な蔓延にはなっていませんが、怖さは同じです。

幸い「密」になる場所は少ないですが、人と話す時は適切な距離をとる

マスクをして話す、手を洗う、距離を保ち、身体に触れないよう配慮する

感染の緊張感は薄いですが、不安の反応は、誰もがトラブルに巻き込まれやすい。

自分の気持ちを意識する、予防方法を頭に入れる、

周りの人に配慮することはお勧めしたいことだと感じました。

ウイルスに無関心になったり、極端に人を怖がり遠ざけてしまう時は

正確な知識を入れることで、状態を緩和できます。

周りの人が安全でいられるように、という配慮は大切ですね。

人の気持ちを大切にすると自分も安全な状態が続きます。

感情はトレーニングができます。

安定した人が居ると、周りに良い影響があります。

感情についてもう少し知って、興味を持っていただけたら幸いです。

 

 

まとめ

 

〇自分だけは大丈夫と無関心な人がリスクを増やしています。

 自分事として捉えることが、思いやりです。

 

〇感染の予防策、正確な情報をとることが大切。

 不安が増したと感じたら、見過ぎない。情報源を選ぶことは大切。

 

〇できるなら「なにを感じている?」と自分に聞いてみる。

 なにが不安か分かれば、それ以上に不安が増すことは避けられます。

 

 

モトでした。

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