仕事中に出た寂しさを感じたら、よく寝れるようになった。 

こんにちは、後藤です。

突然ですが、みなさんは最近寝れていますか?夜更かしをして睡眠不足にはなっていないでしょうか?こと私も以前は夜更かしをして睡眠不足となり、翌日頭がクラクラした状態で仕事をしたのものです。

ところが仕事中に出た寂しさを感じたら、よく寝れるようになったのです。ポイントは価値証明的に仕事をするのをやめることです。価値証明的に仕事をするとは何か?簡単に説明しますと「おれはすごいぜ!!」とか「おれはこんなに頑張っているんだ!!」と過度な自己アピールをしながら仕事をすることです。これをやめることで、自己アピールではなく仕事における価値を提供する方向に意識が向きます。そして仕事における価値を提供する方向に意識が向くと、自分の身体を大切にするようになります。なぜなら体調不良になってしまうと仕事における価値を十分に提供できなくなるからです。そして身体を大切にするようになった結果の一つとして、私はよく寝れるようになったのです。

ここでタイトルにある「寂しさを感じたら」なのですが・・・。これについてはコラム本文に書いていこうと思います。

現在の仕事の不安を上司にぶつけてみた

会社にてちょっとしたミスコミュニケーションがありました。そのせいでとある仕事を急遽特急でやることとなったのです。そして後日私と上司の2人でそれについての反省会をやりました。

ここで通常ならば「次回からお互い気をつけましょうね〜」で終わるはずでしたが、今回に限っては私はこのままではいけないと思いました。その理由として、現時点自分の中にあるネガティブなものを放置してはいけないと思ったからです。そこで今回は上司に今までの不満をぶつけてみたのでした。

その後はとてもやっちまったなと思いました。そしてこのことをとあるセミナーで相談したところ、価値証明的に仕事をしていると指摘されたのでした。

価値証明的に仕事をするのをやめてみる

価値証明的に仕事をするというのはどういうことか?簡単にいうと「おれはすごいぜ!!」という過度な自己アピールをしながら仕事をすることです。例えば他社製品をボロクソ言った後に、自社製品はこんなにすごいんだと説明する、顧客に聞かれてもいないのに必要以上に物事を説明してしまう、自分はこんなに頑張っているのになんであいつは何もしていないんだと怒る、そのような場合は価値証明的に仕事をしている可能性が高いです。

確かに自社製品と他社製品の比較、顧客の問題解決のために役に立ちそうな機能を特に詳しく説明する、自分の成果をみんなの前で報告することは仕事をする上では非常に重要です。しかし価値証明の力が強すぎると「おれはすごいんだぜ!!」という力が働いてしまい、いい感じに仕事ができなくなります。話の途中でいきなり別の話に飛んだり、聞かれていないことをダラダラ長々と話したり、他人や会社の仕組みを過度に批判した場合は、価値証明の力が強くなっている可能性があります。

ちなみに私の場合は「自分はPCで頭使った仕事をしたり、機械の操作など身体を使って仕事をしているのに、なんであいつはデスクワークばかりなんだ!!」という感じでした。そのためすぐに価値証明的に仕事をするのをやめたのでした。

価値証明的に仕事するのやめたら、いい感じになったが、寂しさも出てきた

早速、価値証明的に仕事をするのをやめてみました。そしたらどうなったか?結論すごく集中して仕事ができるようになりました。他の変化としてはいつもなら失敗や納期に間に合うか否かの状況になると焦っていたのが、あまり焦らなくなりました。ある種の諦めの良い状態になりました。作戦Aがダメなら作戦Bでいこうというくらいにサラッと切り替えて対応できるようになったのです。

そして私は人にお願いをすることがとても苦手でした。お願いをするときはなぜだか変に遠慮したり、過度に申し訳なさそうな感じを醸し出しながらお願いしていました。しかしこれが遠慮することなく、且つサラッとお願いをすることができるようになりました。

これを考察すると価値証明的に仕事をすることをやめることで「おれはすごいぜ!!」的な力が減った気がします。例えば仕事の納期が遅れたり、お願いをしても断られたりした場合は「おれはすごいぜ!!」が崩壊します。「おれはすごいぜ!!」が崩壊するのが怖いので焦ったり、変に遠慮していたのです。

しかし「おれはすごいぜ!!」という力が減ったことで、納期が遅れたり、お願いが断られても自分が崩壊するような感覚が減った気がしました。そのため納期に遅れそうになっても焦らなくなったり、変に遠慮することなく、サラッとお願いすることができるようになったと推測します。

というわけでいい感じなんですよ(笑)・・・なのですが・・・ある日突然とても寂しくなったのでした。

心の中で泣いてみる

そうなんです。社内を歩いていたら、いきなり寂しくなったのです。「もっと報われたい、もっと報われたい、もっと報われたい!!」という想いが出てきました。それと同時に寂しくなったのです。

というわけで、会社内ではありますがこの寂しさを感じることにしました。この寂しさは本当に泣きたくなるくらいの寂しさでした。しかし、会社で泣くはちょっと気が引けたので心の中で泣いてみました。心の中で「クーッ」と声を出しながら泣き、この寂しさを感じました。

しばらく感じていると、この寂しさが次第に収まっていくのでした。

怒りを出して寂しさを隠していた

ここで今までの人生を振り返ってみると寂しさを感じることがあまりなかったと思います。その理由を探ってみました。すると今までの人生では怒りを出して寂しさを隠していたような気がしました。

そういえば小学生の時は友達にバカにされて泣いた時は、泣いてからすぐに怒って友達に反撃していました。また某テレビアニメの影響で、例え寂しくても怒りさえすれば力が手に入るのだと本気で思っていました。

大学受験の時もそうでした。私はそれなりにプレッシャーを感じて疲れていたのに、両親は私なら大丈夫だろうと余裕をぶっこいていました。その時の私は両親が私のことを何もわかってくれないと寂しくなりました。しかし数秒後、めちゃくちゃムカついておしぼりを投げたりもしていました。

このように幼い時から怒りを出して、寂しさを感じないように生きてきた気がしましたそして大人になってから感情カウンセラーになり、感情について学び始めたことにより、幼いことから封印されていた寂しさの感情が出てきたのだと思いました。

寂しくなったら、寂しがろう

とまあ、いろいろありましたが、結果よく寝れるようになりました。そして疲れたら早く寝ることへの抵抗がものすごく減りました。昔は頑張ってないと誰かになんか言われるような不安がありました。そして早く寝ること=頑張っていないにすり替わった気がします。

仕事中に出た寂しさを感じることで、誰かに何かを言われた際の怖れや不安が減った気がします。結果早く寝ることへの抵抗が減り、よく寝れるようになったのだと推測します。

というわけで寂しくなったら寂しがろう!!・・・と言いたいのですが・・・。なかなか難しいと思います。特に男性の場合は「男はすぐに泣くんじゃない!!」と親や周囲の大人達から無理やり強くあれ的なことを強制された人も多いのではないかと思います。寂しさを感じてしまうと自分は弱くなってしまうのではないか・・・、弱くなって誰かに攻撃されてしまうのではないか・・・。

その点に関しては私のコラムを興味津々で読んでいる人はなんとなく大丈夫な気がします。おそらくストイックに自分を鍛えてきた人だと思うので少々のことではヘコタレない気がします。

というわけで騙されたつもりで、寂しい時は寂しがってみましょ〜(涙)

上に戻る