お給料が上がったけど、素直に喜べないんですよ、私・・・。
こんにちは、後藤です。
春ですね〜。新年度になりましたね〜。そして昇給の季節になりましたね。みなさま2021年度のお給与事情に変化はありましたでしょうか?ちなみに私はお給料が増えました(笑)
お給与が昨年比べてあまり変わらなかったり、または下がったりした人がいるのに対して、お給料が上がった人もいることでしょう。
世間一般的には、お給料が増えることはいいこととされている気がします。しかし、お給料は増えたものの素直に喜べない人もそれなりにいるのではないかと思います。
それはお金に対するトラウマが原因かもしれません。
このお金のトラウマから発生する想いとして
・自分はそんなに大したことをやっていないのに、そんなにもらって申し訳ない・・・。
・今まで以上にもっと頑張んないと自分はダメになる!!
・こんなにお給料をもらうということは会社の奴隷になれということなのか!?
などがあるのではと思います。
しかし、お金のトラウマを解消していくことで、よし自分らしく、よし楽しく、より効率よく、よりクリエイティブに仕事ができるようになっていくと思います。
今回のコラムでは感情の取り組みを通じてお金のトラウマを解消した私の実体験をもとにコラムを書いていこうともいます。
この記事の目次
私が思う会社員のお給料事情
実は私数回転職をしています。今の会社で4社目です。
3回転職した私の個人的な感覚ですと、会社員のお給料は入社した会社の給与制度にかなり依存していると思います。特に最近のコンプライアンス遵守が重要になってきた昨今、給与制度がしっかりと作られて昇給の基準がより明確になったと感じます。それによりメリット・デメリットの両方が発生したと思います。
メリットは昇給の基準が明確になったことで、それに向けて効率的に力をかけることができる、デメリットは現状ではどう頑張っても昇給できないことが明確になってしまうことだと思います。
私はかつて技術者派遣の会社にいました。当時は技術者として外部の企業に派遣されていました。その会社での昇給の基準は派遣先にいかに技術的に貢献したかではなく、派遣先に何人社員を派遣できたかでした。
技術的には派遣先には喜ばれていましたが、派遣社員の受け入れ人数のUPとなると、派遣先企業の予算や中長期計画をもとに決まることが多く、当時の私ではどうすることもできませんでした。そのためお給料UPのために転職を決意したのでした。
なおこれまた私の個人的見解ですが、現在のご自身の給与に不満のある方は1回自社の給与制度について調べてみるのもいいかもしれません。そもそも給与制度がない・・・や、自分がどの方向に力をかければお給料が上がるかがわかり、いろいろと思考が整理されるかと思います。
転職して、お給料が増えた時に出たネガティブな感情
そして月日は流れ私は無事転職することが出きました。気になるお給料ですが、基本給が前の会社の基本給+残業代+賞与の合計額よりも多くなりました。これには当時の私はとてもびっくりしました。
しかし、新しい職場で働き出してからはさまざまなネガティブな感情が出ました。「もっともっといろいろ学んで技術を高めないと自分はダメ人間になる」「この程度の仕事でこんなにもらうなんて、自分よりすごい人に対して申し訳ない」「こんなにお給料が振り込まれていて何かの間違いじゃないのか?」などの感情でした。
というわけで、当時は何かに追われるように働いていたような気がします。結果お金に纏わるいろいろな感情が出て、仕事が効率的に進まなくなり、同僚の人のミスを不要に指摘すると言ったことを行うなど、一種の悪循環に陥ってしまいました。
お金に対して出てきたネガティブな感情を感じる
というわけで、早速お金に関するこれらの感情を感じることにしました。
感じ始めるとまた新たにネガティブな感情が出てきました。「あんまり成果を出していないのに、こんなにお金もらったら、なんだか悪い人になったような気がする」「会社を騙してお給料もらっているような気がする」など、論理的に考えるとそれ問題ないじゃん!と思えるような感情が出てきたり、そもそも「こんなにお金をもらうのが怖い」という感情すら出てきました。
要は「自分自身には大きな額のお金を受け取る価値はない」という自己否定がものすごく出てきたのでした。
いろいろなネガティブな感情が出てきて正直大変でしたが、出てきた感情を1つ1つ感じて処理をしていきました。そうすることで仕事中にお金にまつわるネガティブな感情がだんだん出てこなくなりました。そのため、仕事に集中することができたのでした。
自分の仕事の提供価値に意識が向くようになった。
さてお金に対するネガティブな感情が出なくなってからは、自分の仕事の提供価値に意識が向くようになりました。私の会社は機械を扱っています。私が入る以前は、それらの機械のメンテナンス状態や使用環境がそれはひどい状態で・・・。入社してしばらくの私はそれらのトラブル対応をメインに仕事をしていました。
感情を感じ切る前はこのトラブル対応の仕事をする際に、「もっといろいろ学んで技術を高めないとダメ人間になる」「この程度の仕事でこんなにもらうなんて、自分よりすごい人に対して申し訳ない」「こんなにお給料が振り込まれていて何かの間違いじゃないのか?」というお金に対するネガティブな感情が発生しました。
しかし、これらの感情をしっかりと感じ切ることでネガティブな感情が発生しにくくなりました。その結果、自分の仕事の提供価値に意識が向くようになりました。それはどういうことかというと「この状況で何ができそうか?」「トラブル解決のためにちょっと実験をやってみよう」「今日は諦めて、明日改めて考えよう」など問題解決に意識が向くようになりました。
またお金にまつわるネガティブな感情が出なくなることで自問自答しやすくなりました。「本当にこのやり方でいいのだろうか?」「前の職場ではこのやり方でよかったけど、今の職場で本当にこのやり方でいいのだろうか?」「おっとイライラしていた、ここは1回白紙にして考え直した方がいいんじゃないか?」などです。自問自答が増えたことで、新しい職場の人達とも丁寧にコミュニケーションを取ることが出き、徐々に仕事にて結果が出るようになりました。
さらにお金に関する結果でいうと、2年半前に今の会社に入ってから会社から表彰されスポットボーナスをもらうこと2回、そしてこの春に結構な額の昇給をすることが出きたのでした。
楽しく仕事をして、お金を頂く!!
結論、お金に対するトラウマが減るとどうなるか?
私の場合は、仕事が楽しくなり、マニアックに仕事ができ、自由にかつ主体的に仕事ができ、やりたいことがどんどん出てきて、そして不思議なことに非常によい方々と仕事ができるようになったと思います。
ある筋の話ではお金はあくまで結果であると、自分が提供した価値に対しての結果でしかないということを言われる人がいます。私もこの話を聞いた時にお金に対するネガティブな感情が減れば、より自分の仕事に集中ができて、仕事自体も楽しくなり、結果も出やすくなるのでは?と思いました。
お金に対してはいろんな人が様々な説を唱えているので、混乱したりどれを信じたらよいのかわからなくなったりすることも時にはあると思います。
しかし仕事に関しては、お金に対するトラウマやネガティブな感情が少ない方がより楽しく仕事ができ、結果も出ると個人的には強く思っています。
というわけで現在令和3年、昭和的な苦労してお金を得る価値観を手放して、楽しく仕事をしてお金を得るステージに移行してみてはいかがでしょうか?
感情カウンセラー/エンジニア
機械系の大学院卒業後、自動車メーカーで働いていました。
その時から怒りが溜まりに溜まり、とてもよくキレていました。
本当にキレまくっていたため本当にこれはヤバいと思い、感情のことを学び始めました。
感情のことを学んでからは、仕事も楽しく、人間関係も良くなり、転職の際は年収が100万程度上がるなど、いいことがたくさん起こりました。
というわけで感情をクリアにすることは良いことだと思い活動しています。